ビーワックスアート協会

ビーワックスアートは、ミツロウと紙の質感が交わり、
人が心のまま描くことによって生まれるアートである。
蜜蝋を塗布した紙を引っ掻き、色を刷り込む。
もう1枚の紙を重ね、熱と圧力を加える。
2枚の紙を静かに剥がすと、そこに予想だにしないアートが生まれる。

ビーワックスアートとは

ビーワックスアートは、
「新しい自分発見」と「潜在能力の発掘」、
そして「とらわれない自由表現」をテーマに、
ミツロウを使い作品を創造します。

それは健常者・障害のある人に限らず、万人の自己啓発の要素となり、
自身のポテンシャル(隠れた才能・潜在能力)の発見ができる
現代アートの一つです。

2019年10月

ビーワックスアート協会の活動

主な活動

2018年11月、2021年10月には健常者と障害者の肩書きを明記せず、個人名と作品名のみ表示することによって、障害者と健常人の垣根を越えた展覧会を行いました。

一方障害者施設での体験指導などを行っています。

◆参加登録アーティスト(一般・障害者)の募集。
◆支払い等の会計業務。
◆イベント・ワークショップの企画・実行。
◆アルバム・作品集の制作、販売。
◆作家・アーティストの発掘。
◆作品制作依頼(オーダー作品受注)。

目指すグループ支援活動

ミツロウ画との出会い

ビーワックスアート協会・代表
細野康夫

江東区で活動するNPO法人 江東区ハニービー・プロジェクト(ハニプロ)と出会ったのがビーワックスアート(ミツロウ画)をはじめたきっかけです。

一匹の蜂が生涯で集める蜜はティースプーン一杯分。
その大切な蜂蜜を守る役目をしているのが「蜜蓋(ミツブタ)=ミツロウ」。

ミツロウは古くからロウソクとして使われていましたが、他にも使用法はないかと考えていました。

その後、田鎖幹夫先生が開催しているミツロウ画のワークショップに参加したところ、ミツロウが塗られた画用紙を釘などで引っ掻き、そこに墨を流し込む、そして作品が出来上がった時、「ミツロウ画は版画のように金属で引っ掻くのとは、全く違う感覚だった。これは隠れた心の表現ができるような不思議な効力があるアートではないか」と強く感じました。

ビーワックスアート(ミツロウ画)は知識や経験やテクニックとは違った“感性”が重要であり、引っ掻くことができれば、誰でも思いもよらない表現ができる技法だと思います。

江東区ハニービー・プロジェクトの様子

検品作業

ミツロウの採取

テクニック

表現方法は、まだまだ開発中。

画用紙にミツロウを塗布し墨を流し込んで転写する基本的方法に、
パステルやクレヨンなど違う画材を合わせたり、雑誌の一部や布辺を配したり、
これからも様々な技法を挑戦して行きたいと考えています。

頭でなく、心で描く

ビーワックスアート協会が開催する講座では、どのくらいの力で描くか、
練習用の特別用紙を使い筆圧を習得します。
その後本番用のミツロウを塗布した用紙に描き上げます。

オリジナル道具の開発

握力や安全の為に木製のジグを使い、
使用しやすく、イメージを描きやすくしました。
これからもより使いやすい道具の開発製造を進めていきます。

体験教室

ご希望日に合わせ、5名以下であれば協会工作室で受講できます。
出張講座も可能です。
基本的に講座内容は変わりませんが、
健常者と障害者や参加人数などによって準備をいたします。